【犬種名】 |
ウィペット [英語名] ・(Whippet) |
【原産国】 | イギリス |
【体 高】 | オス48〜56cm/ メス46〜53cm |
【体 重】 | オス、メス---13kg |
【体 格】 | 中型犬、骨格はがっしりしている。 |
【用 途】 | 番犬、コンパニオン、追跡、競争 |
【特 徴】 | ウィペットは18世紀頃、イギリス北部で
農夫たちが兎狩りや他の小さな害獣を退治するため |
| に追跡の速さと、長く走れる性能を追求する目的で、小型のグレイ・
ハウンドの血が加えられ、 |
| テリア犬種が得意とした小獣の猟性能にマンチェスター・テリア、
ベドリントン・テリアなどの |
| テリア種と交配し、イギリスで作出されたサイト・ハウンド(視覚獣猟犬)
で比較的新しい犬種 |
| である。 |
| ウィペットの名は、ひたすら速く長く走ることに特化した無駄のない
体形で走る姿があたかも |
| 馬を「鞭で飛ばす」(whipped up)に似ていることに由来している。 |
| 別名スナップドッグ(咬みつき犬)と呼ばれたように、咬み殺した兎の
数を競うゲームに使われ |
| ていた。 |
| そして、ドッグレースに欠くことのできない闘争心と勇敢な性格の犬を
完成させたことがウィペ |
| ットを使うレースドッグとして注目させることになった。 |
| このサイズの犬種の中で短距離ならグレー・ハウンドにも負けない最高の
スピードを誇ります。 |
| その後、ウィペットを使ってグレー・ハウンドのレースのような競走が
行われるようになった。 |
| 商業的なレースとしてはグレイハウンドのレースが一般的ですが、
ウィペットのレースも、アマ |
| チュアスポーツとして根強い人気を誇っています。 |
| レース用のウィペットは子犬の頃からタオルをめがけて走るよう
トレーニングされており、200 |
| ヤード(約183m)先のゴールを越えたところで振られるタオルに
突進する。 |
| ウィペットのレースは「貧者の競馬」と呼ばれ、主としてランカシャー
やヨークシャー地方の鉱山 |
| 労働者のギャンブルとして人気を博したのである。 |
| 1888年に犬種として認定されて以来、ウィペットはその美しさで評価
されるようになり、イタリア |
| ン・グレイハウンドと交配されて、さらにその外観に磨きをかけられました。 |
| ショードッグ、家庭犬としてのウィペットはレースドッグとは別の
系統に基づいて計画繁殖され、 |
| レース系統より小型である。 |
| 【気質】 -Temperament- |
| ウィペットは外貌イメージとは裏腹に、家庭内では情深く静かな犬で、
扱いやすく愛玩小型犬と |
| して欧米での人気が高く、正統派のサイトハウンドの中でも、もっとも
指示をよく聞く従順な犬種 |
| です。献身的で物静かな家庭犬が欲しいと思う人に理想的なペットと
いえます。子供に対しても |
| 大変穏やかなので、子供のいる家庭でもうまくやっていけるでしょう。 |
| 室内ではおとなしく過ごしますが、屋外では走ったり遊んだりする
ことが大好きです。 |
| 肉体的にも精神的にも非常に敏感な犬種です。乱暴に扱ったり、荒っぽい
態度で叱ったりし |
| ないようにしましょう。 |
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《愛犬、愛猫を飼っている皆様へのお願い》 |
【保護犬について】 |
散歩の途中で、これまでたくさんの保護犬に出会いました。保護犬がこんなにもいるのかと |
驚くばかりです。保護者の方は、どなたもその子の幸せをひたすら考えておられます。 |
保護者様の慈愛に満ちたお顔を拝見しますと頭が下がります。 |
ただ、保護されたワンちゃんたちは臆病だったり、控え目な態度の子が多いように思います。 |
虐待を受けた形跡の見られる子もいます。 保護犬たちの心身の傷を思うと心が痛みます。 |
【捨て犬、捨て猫について】 |
飼っているワンちゃん、猫ちゃんを不要とみなして捨て犬、捨て猫にしてはいけません。 |
彼らは飼い主の皆さんに捨てられてしまった場合、一時保護として保健所に引き取られます。 |
その後、貰い手や、引き取り人が現れない場合、順番に7日〜14日間位でガス室に送られ、
|
”殺処分”となります。
苦しいため、もがき、喘ぎ、苦しみながら死んでいく姿を想像して
|
ください。 |
【犬や猫の寿命について】 |
犬、猫の寿命は短く、個人差がありますが、大事に育てても、犬で15歳前後、猫で20年前後 |
の寿命となります。彼らは不服を言わず人間に従順です。私たち人間が元気がない時でも傍 |
に寄って来て、気持ちを癒してくれる貴重で、完全に家族の一員としての大切な存在です。 |
【飼い主の責任について】 |
もし、彼らをペットとして飼うことになった場合、確実に彼らの寿命を理解した上でまっとうに |
最後まで飼育出来る環境、体制であることに信念を持てた場合のみ飼ってください。 |
絶対に飼い主の我儘からなる、気まぐれで身勝手な一時の感情で飼わないでください。 |
自分の都合で動物を捨てた場合、いかなる理由、立派な弁解をしても、その言葉、行動に対し、 |
正当性はありません。 |
残酷で非道な罪作りなことをした人間は、生涯、心にトラウマとして残り、終生忘れることの |
出来ない嫌な気持ちでの人生をおくることになります。 |
【環境省の統計】 |
※環境省の統計によると平成23年度の全国の地方自治体において、心無い人間に捨てられ、 |
一時保護として保健所に引き取られらた、犬、猫の保護数は22万匹です。その内の80%の |
17万5千匹は”殺処分”となっております。
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