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【品種名】 | カントウタンポポ[関東蒲公英] |
【別 名】 | アズマタンポポ(東蒲公英) |
【学 名】 | Taraxacum Platycarpum(タラクサクム) |
【英 名】 | Japanese Dandelion |
【原産地】 | 日本原産 |
【花言葉】 | 神のお告げ |
【科 目】 | キク科、タンポポ属、多年草 |
【草 丈】 | 20cm~30cm |
【花 期】 | 3月~5月 |
【花の色】 | 黄色 |
【分 布】 | :日本原産で関東地方、山梨県、静岡県 |
【利 用】 | 薬草・漢方薬 - タンポポの葉に含まれる成分に、C型肺炎ウイルスを抑制する効果が |
| あり、根には健胃・利尿・催乳などの効果がある。 |
【特 徴】 | タンポポは大きく分けると、日本在来のものと、近世に海外から持ち込まれた外来種の |
| セイヨウタンポポがあります。 |
| 日本在来のタンポポにはカントウタンポポ、カンサイタンポポ(長野県以西に分布する)、 |
| エゾタンポポ[蝦夷蒲公英](北日本や日本海側に分布)、トウカイタンポポ(東海蒲公英)、 |
| 白い花をつけるシロバナタンポポ(西日本で見られる)があります。カントウタンポポは |
| セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)よりも大型です。 |
| 江戸時代にはタンポポはツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたことから、転じて植物もタン |
| ポポと呼ばれるようになったとするのが通説であるが、その他にも諸説ある。 |
| カントウタンポポ花期が終わると茎は地面に倒れますが、それでも茎は伸び続けます。 |
| 実が熟すと、また茎は起き上がってきます。 |
| 多くの種では黄色い花を咲かせ、綿毛(冠毛)のついた種子を作る。 |
| 見分け方としてはタンポポの仲間は総苞の形状で種類を識別する。カントウタンポポは |
| 花の下についている総苞が反り返っていません。外来種のセイヨウタンポポは総苞が |
| 反り返っています。在来種は総苞の大きさや形で区別できる。しかし交雑(後述)の結果、 |
| 単純に外見から判断できない個体が存在することが確認されている。
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| カントウタンポポはエゾタンポポとヒロハタンポポ(別名:トウカイタンポポ)、の中間的な |
| 形質をもっているので、北村四朗は両者の雑種ではないかと推測している。 |
【品種名】 |
『立葵』 [タチアオイ] |
【別 名】 | 「葵」(あおい)、「花葵」(はなあおい)、「梅雨葵」(つゆあおい) |
【花言葉】 | 豊産、大志、灼熱の恋、単純な愛、平安、威厳、高貴、野望、熱烈な恋 |
【原産地】 | 地中海沿岸から小アジア、中国の原産の |
【科 目】 | アオイ科タチアオイ属・1年草、多年草双子葉、宿根生、草本です。 |
【高 さ】 | 1~3m位に垂直に伸びて行き、花茎の下から上に咲き上っていく。葉は互生で、 |
| 直径6~15cm程あります。 |
【開花時期】 | 6月~8月 |
【花の色】 | 一重や八重があり、色は赤、、白、ピンク紫、黄色などがあり、ハイビスカスの花 |
| 直径6~15cm程あります。 |
【特 徴】 | 「立葵」(タチアオイ)の由来は、茎が真直ぐに立ち、「葵」は、葉が太陽の方角に |
| 向かう向日性があるところから、「仰日」(あおぐひ)の意味で付けられました。 |
| この花名はキリスト教の聖地「ホリーホック聖地」(聖地の花)のことをさしており、 |
| 12世紀頃の十字軍がこの花を中東のシリアからヨーロッパに持ち帰ったことから |
| きている。 |
| 日本には古来、中国から渡来し、花弁や根は薬用として利用されてきた。 |
| 平安時代は「唐葵」と呼ばれていたが、 江戸時代に現在の「立葵」と呼ばれるよう |
| になった。 |
| 京都で毎年、5月15日に開催される「葵祭り」の「葵」は、この「立葵」ではなく、江戸 |
| 時代の幕府・徳川家の紋所の「双葉葵」のことをいう。 |
【品種名】 | [テッポウユリ](鉄砲百合)---(園芸種) |
【学 名】 | Lilium longiflorum Thunb. |
【英 名】 | Easter lily |
【別 名】 | 細葉鉄砲百合(ほそばてっぽうゆり),リュウキュウユリ(琉球百合) |
【花言葉】 | 純潔、威厳、無垢、甘美、正直、 |
【原産地】 | 種子島以南から台湾 |
【科 目】 | ユリ目 ユリ科ユリ属の多年生草本球根植物 |
【草 丈】 | 50cm~100cm |
【耐寒性】 | 耐寒性 |
【花の色】 | 白 |
【特 徴】 |
丈が 50cm-1m 程度に生長し、楕円形で長い葉をつけ、葉脈は水平方向に入る。 |
| 原産地での花期は 4-6 月で、茎の頂上に純白で細長い花を横向きにつける。 |
| 花長は 10-15cm、直径 5cm ほど、花弁が6枚あるように見えるが根元がつながっており、 |
| 筒状になっている。雌雄同花である。 |
| 本種は外見・生態上の特徴が後述の近縁種タカサゴユリに酷似するが、一般にタカサゴ |
| ユリよりも小型であり、葉が太めで、花が白く筋などが入らない点で区別する。 |
| ただし、本種はタカサゴユリとの園芸交雑種が多く、変異も起きやすいとされ、違いが判別 |
| しにくい場合も多い。 |
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| 【分 布】 |
| テッポウユリはラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせます。台湾固有種で、日本で |
| は園芸用に移入された帰化植物として全国に分布し、明るい原野や荒野で育ち、海岸線 |
| 付近から低地、高山帯に至るまで広く分布し、沖縄などの南西諸島に分布しているユリの |
| 仲間です。 |
| 近年、人為的な開発などによる生息適地の原野の減少を受けて分布を狭めているが、本来 |
| は強い特性を有し、偶然更地や荒地になった場所に突然出現することもある。 |
| ただし本種はいわゆる連作障害が出やすいと言われ、一時的に根付き拡がっても数年経つ |
| と姿を消す場合が多い。種子を多く付け、種子は新たな原野を求めて風に乗って各地に拡 |
| がる。種子が辿り着いたその地が伐採などで一時的に明るくなると生育して勢力を拡げ、とき |
| に群生して大きな花を咲かせるも、数年経つとまた他の地へ旅立つように去ってゆく。 |
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| 【名前の由来】 |
| 名前の由来は、昔使われていたラッパ銃に姿が似ているので、このような名前になったそう |
| です。花の芳香は強く、甘くてよい香りがします。 |
| 欧米ではイースター(復活祭)の際に用いられるので、イースターリリーの名がある。 |
| 原産地の台湾では「台湾百合」「高砂百合」と呼ばれている。 |
| なお、テッポウユリとの類似性から日本では「ホソバテッポウユリ」と呼ばれる場合もある。 |
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| 【園芸種】 |
| 日本では墓地に添える花として好まれ、また西欧でも冠婚葬祭で好まれ、特にテッポウユリと |
| タカサゴユリ、およびその交雑種は盛んに栽培され、園芸や切り花などにされる。 |
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| 本種は結実するが、球根の分球により比較的容易に増やすこともでき、タカサゴユリを掛け合 |
| わせた丈夫な園芸種や小形にしたものなどもある。ただし前述のとおり連作障害が出やすい |
| ため、畑や庭などに植える場合でも3年程度で植え替えが行われる。 |
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【食用・生薬】 |
| ササユリ、ヒメサユリ - 根は食用とされる。 |
| ハカタユリ - 原産地の中国では「百合根」として生薬に用いられる。 |
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【テッポウユリ亜属】 |
| テッポウユリ亜属(学名:Leucolirion)には次の種が属する。 |
| ◆【テッポウユリ】 |
| ◆【タカサゴユリ】 |
| ◆【ハカタユリ】(博多百合)Lilium brownii var. colchesteri |
| 中国原産で、日本には鎌倉時代に九州北部に移入された帰化植物とされる。 |
| しかし現在の分布は限られており、当地ではハカタユリの復活計画などが実施されている。 |
| ◆【ヒメサユリ】(姫早百合、オトメユリ、乙女百合) Lilium rubellum Baker |
| 丈が15-60cm ほどと低めで、花期は 5-7 月、花被片にはアントシアニンが含まれ桃色から |
| 淡紅色の香りのある花を咲かせる。 |
| 東北地方および新潟県の山地に自生しており、各地ではハルユリ(春百合)、アイヅユリ |
| (会津百合)、コマチユリ(小町百合)などとも呼ばれる。 |
| なおササユリの変種(Lj var. rubellum Makino)とも考えられている。近年、園芸用ダム建設 |
| などで絶滅させられる生息地が相次いでおり、かつては絶滅危惧IB類(EN)に指定されてい |
| た。2007年8月の新レッドリストで準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)にランクされた。 |
| ◆【ササユリ】 Lilium japonicum |
| 近畿から九州にかけて自生する固有種で、花期は 6月~ 7月。花は桃色で独特の香りが |
| ある。栽培が困難のため一般には園芸用にはされないが、乱獲などを受け分布を狭めて |
| いる。 |
| ◆【ジンリョウユリ】 Lilium japonicum var. abeanum |
| ササユリの変種で、徳島県などで確認された。道路敷設など人為的開発および園芸用 |
| 採取により分布を狭め、かつては絶滅危惧IA類(CR)に指定されていた。 |
| 2007年8月の新レッドリストで、絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)にランクされた。 |
| ◆【ウケユリ】 Lilium alexandrae |
| 鹿児島県固有種。森林伐採や道路敷設など人為的開発、および園芸用採取により更に |
| 分布を狭めており、絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)に指定されている。 |
| ◆【タモトユリ】 Lilium nobilissimum Makino |
| テッポウユリより葉が広く、花は白色で、同亜属原種の中では唯一上向きに咲く。 |
| 絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)に指定されている。トカラ列島口之島の固有種 |
| だが乱獲により一旦は野生絶滅とされた。 |
| しかし後に自生地由来株の植え戻しが行われており、上記判定に修正された。 |
| ◆【Lilium regale E. H. Wilson】英名 Regal lily。 |
| 中国四川省に自生し、白に中央がやや黄色の花を咲かせる。 |
| 日本では英名から「リーガルユリ」と、または「トランペットリリー」などと呼ばれる。 |
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